株式会社いかしあい隊

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20220715 ATM会 あしたのチーム赤羽社長

こんにちは。
いかしあい隊白根です。

7月15日に開催した第202回ATM会では、
あしたのチーム赤羽社長に登壇いただきました。
https://www.ashita-team.com/

あしたのチーム社はHRテックの業界で活躍しています。

タクシーに乗る人は、タクシー広告を見ることが多いかと思いますが、
そこで配信されている広告は、HRテック系が圧倒的に多いです。

HRテックとは、Human Resources Technologyの略で、
その範囲は、人事評価、人材管理、採用、マネジメントなど、、多岐にわたります。

働き方の変化、管理の仕方の変化、人材の変化、採用手法の変化、求める人材の変化など、
その分野の担当者でないと分かりにくいかもしれませんが、変化しまくっているのがHR分野です。

変化があれば、評価制度も変化させなければ、働く人の不満を生んでしまいます。

創業経営者だと自分で自分の評価を決めるケースが多いと思いますので、
まだ評価制度の重要性がピンとこない人もいるかもしれませんが、
社員の立場だと、評価が適正にされていないと感じると、不満が溜まります。

しかも、その不満はかなりダイレクトに退職に繋がってしまいます。

さて、そんなHRテックのど真ん中、導入企業4000社以上のあしたのチーム、赤羽社長の講演ですので、
人事評価やテック的な話がきけるのかな~、という期待をしていました、、

しかし、赤羽社長の話が始まると、あしたのチームの社長交代劇からスタート。
その頃、同社は2期連続赤字(数億以上の、、相当なレベル・・・)
そしてコロナでさらなる赤字拡大(10億レベルの・・)
そこから、1期という短期間で黒字化に成功。

ある意味、、組織運営の劇的な変化についての実体験と資金面での背水の陣
(資金面の背水の陣ということは、会社そのものの存続の危機ですね)
会社の背水の陣でもありますが、赤羽社長自身も個人保証など突っ込んでおり、人生背水の陣だったと思います。

このような状況だったあしたのチーム社自身のリアルな体験も交えつつ、どう改善していくか、
コロナによる働き方の変化をどう味方につけて組織運営するかについてお話をいただきました。

ビジョン ミッション バリューという耳慣れた言葉も、
それぞれの会社の考えと評価が連動しているか、が非常に重要とのこと。

ということは、この会社の考えと合わない人は、残念ですが、退社していきます。

あしたのチーム社でも、残念ながら、退社の事実があったようです。

それだけ、会社のビジョンに合う、会社の在り方・やり方、筋を通していく強さを感じました。

赤羽社長の胆力、判断力、先見性、運、
そして、組織力の最大化を実践した、あしたのチームのノウハウをお話の中で感じることができました。

オフラインからオンラインへの転換による
組織の在り方、人事評価の在り方、報酬の在り方、制度の在り方、報告会の在り方、顧客フォローのやり方など
変化は多岐に渡りますが、すべては、会社のビジョンに沿った変化。

人事評価が変化するということは、運用も変化して、その変化への対応をする人がいなくてはなりません。
恐らく相当の経験者でないと難しいです。

あしたのチームは4000社の事例を持っているのでアドバイスを受けて、
無駄なく変化に対応するのが超絶に近道ですね。と、素直に思いました。

あしたのチーム社の掲げる、

「スタッフがワクワク働き、評価に納得して、会社と共に成長できる組織へ」

その一端を垣間見ることができた講演だったと思います。

評価制度、人事について思うところのある方は自社内で対応するのはおそらく、、難しいと思います。
事例を多数持っているプロフェッショナルにまず聞いてみてください。
周りに相談する人がいない、という人は、あしたのチームへ。。

ということで、あしたのチーム社へのご紹介を希望の人は、お気軽にこちらへもご連絡ください。

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20220615 第201回ATM会 ファルス高橋社長登壇(フィルカンパニー創業者) 後記

こんにちは。
いかしあい隊白根です。

はじめに

200回が5月にあり、6月は201回ATM会が開催されました。

200回は数字的に区切りなので、盛り上げる感じで開催できましたが、
201回目も、数字的には、200回後の1回目ということで
今後を占うような会だなと感じていましたが、皆様のご協力のもと、
講演も交流も無事終えることができて安堵しているところです。

 

ファルス高橋社長登壇

さて、
今回の講師はファルス高橋社長に登壇いただきました。
https://phals.jp/

高橋社長は、2008年にもATM会に登壇いただいています。

当時はフィルカンパニーの社長として登壇。
https://philcompany.jp/

4か所の駐車場の上部物件を施工し、運用していたと聞いています。
当然立ち上げ期で資金繰りも大変でありながら、ビジネスに挑戦していたと記憶しています。
その後、2016年10月に東証マザーズに上場。
順調に事業拡大し、現在は300か所の物件を施工し、管理しているとのことです。

上場した会社の創業者ですから、その話で講演してもらっても面白いのですが、、

今回は上場の鐘を鳴らした直後にカンボジアに飛んで事業を進めた、
「ファルス」について話をしていただきました。
https://phals.jp/

 

ファルスについての白根の感想

 

●日本の低成長の危機を乗り越えるための企業

●後進国の成長のためのパートナーとなれる企業

●後進国こそ日本の未来がある。

なぜ、上記のように感想を持ったかといいますと。
●日本の2000兆といわれる資金が低成長により投資先もなく、ダボついている課題がある。

●後進国の成長の分野(現在は一次産業)へ日本の資本を投融資することで、
後進国の生産性向上を実現し、日本への投資リターンが実現する。

●与信管理がポイントだが3年目で貸し倒れ率0.4%

●後進国への投資は、各国行っているが、品がない。日本の品のある投融資により後進国にとっても、
日本にとってもWin-Winになる関係ができる。そして、多くの後進国は親日である。

●各後進国に、1か国あたり100億規模の投融資を目指す。

上記の話を伺い、
高橋社長が取り組む、後進国の成長を取り込む仕組みによって、
日本の低成長の状況を打開できる可能性を感じました。

カンボジアの事業について

 

カンボジアではJCバンク(Japan Cambodia bank)
こちらが日本でいう、JAバンクの立ち位置を目指しています。
カンボジアは外資100%でも銀行ができることや、ドルが流通していることで銀行運営ができているとのこと。
ほかにも、ラオス、ミャンマー、ケニア、日本にて事業展開しています。

カンボジアは、コロナで5%成長、通常は7%成長。
平均年齢24歳。銀行の金利も年5%程度。

カンボジアの一次産業への融資により、
農家さんが以前行っていた水牛で2か月の業務が、トラクターで2日に短縮したりなど、劇的な変化が見込めます。

銀行口座を持っていない人も多い国で、
スマホの普及とウィングというモバイルバンキングの店舗(8000店)の普及で融資が進んできています。

上記の理由で、今後もJCバンクは伸びていくことが期待されます。

ファルスを立ち上げマイクロファイナンスに取り組んだ理由

 

もともと、バックパッカーとして各国にて大学時代から飛び回っていた高橋社長。
大学時代の新興国のイメージは、正直、そこまで良いものではなかったようです。

その後10年後に訪れたタイでは、劇的な変化が起きており、
日本のやる気のある人は成長する国でチャレンジするべき!

という考えを持ったとのことです。

フィルカンパニーでは、上場基準をクリアしていたにもかかわらず、
3度却下され、その際には、証券会社や銀行に対して、憤りを感じたようです。

新しい文化を作り、社会をよくしようとするベンチャー企業に、
金融機関がよりバックアップできれば、社会がよくなると感じたことで

カンボジアでの銀行設立の思いの発端があったのかもしれません。

「全人類が持続可能な幸福を」

この高橋社長のビジョンの達成のハードルは高いと思いますが
高橋社長のチャレンジに共感した方は多かったのではないでしょうか。
フィルカンパニーの成功に囚われず、
直感に従って行動続ける高橋社長の今後にも注目です。

以上

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第5回京都徳億会 後記

こんにちは。
志高い経営者の学びと出会いの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

6月9日に京都徳億会を開催いたしました。

暑くなり始めた京都。
京料理の鶴清をお借りして開催いたしました。
http://www.tsuruse.co.jp/

鶴清の鴨川の「床」を楽しむ方々もいて風流でした。

 

さて、講師には、元レアル・マドリードの酒井浩之氏に登壇いただきました。
https://managementiva.com/
酒井氏がレアル・マドリードで働くまでの不運と幸運。

レアルで縁を得た世界的に名前を轟かせている人々との出会い。

そして起業。

日本国内では、得れない繋がりを、自ら行動し獲得しに動いた
チャレンジ精神を垣間見ることができました。

○レアル・マドリードMBA
このMBAに受かるには、受験が必要で、
それをクリアするためのタイムマネジメントに工夫。

当時、電通に勤めながらでしたので、
当然朝から夜まで仕事、
そして夜はお付き合いの嵐。

移動時間、お付き合いの時間も有効に活用するため
食事の場所を英会話のできる場所や外国人の集う場所にするなどした。

見えるところにレアルのエンブレムをあらゆるところに掲示。
レアルMBAには世界各国から、それぞれの国で一名とのこと。

多様性があって、各国の窓口になる繋がりができそうですね。
アルムナイは強いつながりで結ばれそう。。

酒井氏がレアルMBAで勉強していた当時、
2016年にレアルがチャンピオンズリーグ優勝という幸運が。。

チャンピオンズリーグで優勝すると、
東京にレアル・マドリードが来ることになります。
(南米優勝チームとの試合のため・昔はトヨタカップといいましたね。)

これがチャンスでした。
当時レアルには日本人スタッフがいなかったので、
首脳陣にレアル・マドリードが日本で売上構築するプランを
英語とスペイン語で冊子にして配った。

それを読んだ当時のペレス会長から
レアルで社員として働くように言われるという
チャレンジストーリーです。

アジアに向けたデジタルマーケティングを
担当していたとのことですが、レアルのSNS担当は300人。。

世界中にファンがいるチームは当然情報発信は多言語で18言語。

タイムリーにSNSを更新。
そのワンクリックで1億人が見るということになります。
1億人が閲覧する投稿のワンクリックは緊張ですよね。。
そんな経験を酒井氏はしたとのこと。

デジタルマーケの大切さを、
世界レベルで感じた経験を日本でのビジネスに活かしたら面白そうですね。

レアルのSNS担当が300人に対して、
日本サッカー協会は数名の担当ということで、ここでも差があります。
デジタルマーケとスポーツの相性の良さも感じました。

東京でのレアル・マドリードの仕掛けや、各選手のフォローアップなども対応し、
信用積み重ねてきたようです。
銀河系軍団との写真は、サッカー好きな僕としてはテンションが上がりました。

 

○起業へ
世界一の代理人と名高い、ジョルジュメンデスとのミーティング。
https://web.ultra-soccer.jp/index/index/c/Transfer/id/page_7_1
(クリスティアーノ・ロナウドの代理人で有名です)

レアルを退職し、ジョルジュのスタッフに名乗り出ましたが断られたそうです。
そこで言われたのは、

「日本からいい情報を持ってこい、そしたらビジネスパートナーだ」

と上下関係ではなく、ビジネスパートナーとして話をされたとのこと。
(世界一の代理人にパートナー、、と言われたらテンション上がりますよね。)

そこで、日本にて会社設立。
スポーツマネージメント事業を立ち上げ
代理人業、スポーツマネージメント事業をスタート。

サッカー、バスケ、テニス
それぞれが世界トップクラスのスペインとのネットワークの
窓口が酒井氏です。

スペインのニーズ、日本のニーズ、考えていくと
ビジネスになりそうな気がします。。

 

○世界のスポーツビジネス市場
衝撃なのは
日本のプロ野球の年棒が
1975年から2015年の40年で7・8倍に対し、アメリカは100倍。
MLB平均年棒4億円。
日本とアメリカやスペインの違いは何か。
外(海外)から資本を持ってきているか、ということが大きいようです。

海外との関係を作り、海外にマーケットを広げ、海外の成長も取り込む。

そうすれば自ずと売上、市場価値は上がっていきますが、
日本はそれが閉鎖的なようです。

エミレーツ航空は年間91億
アディダスは年間136億をレアルにスポンサーしているとのことです。

こんな金額、どうやって元取るの?

と思いますが、
アディダスは当然ユニフォームからグッズの世界販売で収益をあげます。
(ユニフォームがレアルの場合、年間300万枚が売れるようです。。
1枚15,000円くらいのようなので、なんとなく数字がでてきますね)

クリスティアーノ・ロナウドのユニフォームは年間130万枚売れるようです。。

それはロナウドの年棒が半端ない数字になるのも納得。。

売れる仕掛けをSNS、デジタルマーケ、
レアル全体で行うことで莫大な広告費を獲得できるとのことです。
日本のスポーツチームも活発に動いているところもあるようですが
まだまだこれからですね。

 

○放映権料の世界
Jリーグの放映権をDAZNが年間210億くらいで買ったのは有名ですが、
世界では放映権はもっと高いようです。
各国のリーグの収入内訳比率でいうと、どの国も放映権で40%−50%
Jリーグのは放映権の収入比率は10%くらいとのこと。
放映権を提供することについての効果を理解した上で、しっかり交渉すれば、
3倍くらいでの金額で放映権が売れる想定もあるようです。

 

○スポーツビジネスと歴史
世界を見て、ビジネスをすると
言葉、歴史がどうしても大きく関わってきます。

過去に植民地だった国はイギリスやスペイン、フランスなどの影響を受けています。
言語も影響を受け、今もその名残は濃く残っています。
アジアは英語圏が多く
アメリカ、南米はスペイン語圏。
デジタルマーケティングを考えると
この歴史観や言語地域の把握は必須ですね。

 

○経営者や企業がスポーツチームをどう使うか考える
スポーツチームにお金を投資する場合は、

「スポーツチームに考えさせる」

のではなく、

「お金を出す企業側がビジネスとして考える」

ことが必要とのことです。

今までは広告代理店がスポンサーを探してきていたので
単純広告の時代が長く続いてきました。

企業側が考え、スポーツチームに提案し、利用する。

スポーツの魅力は十分感じていますが、
どうやってビジネスに活かすのか、、
それは高いハードルに思っていました。

しかし、
酒井氏の講演で、ビジネスにも活かせそうという考えに変わりました。

皆様のビジネスも、スポーツを掛け合わせて
より成果を出すことができるかもしれません。

酒井さんありがとうございました!

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20220516 第200回ATM会 後記①

志高い経営者の学びと出会いの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

 

第200回ATM会を開催いたしました。
本当に多くの方にご参加いただき感謝です。

200回ということで、10年以上ぶりに参加いただいた方もいたりと
大変うれしい時間となりました。

 

どの商いでも続けるということは大変重要なことだと思います。
200回の会のあとに、
ATM会はこんな場になるといいのかな。。
という感想を記載したいと思います。

ビジネスでも相談事でも誰かに頼むことがあります。
経営者の仕事の一つは、仕事を振ること、頼むこと、でもあると思います。
どうせ頼むなら、任せるなら、聞くなら
やはり、知っている人にお願いする。
というのが本音のところだと思います。

なぜかと考えると
やってあげた、やってもらった
という貸し借りにおいて、
人は、貸してあげるほうが気持ちがいい。
借りるのは、気が重い。
という心理が働きます。

貸して、返ってこないのはイヤだけど、この人なら、何かあったら無理言えるし。
この人は、長い付き合いだし。
この人なら、返してくれると思うし。報告してくれる。
などを心の中で呟いていると思います。

その心のつぶやきによって
貸すなら、知っている人に、親しい人にお願いしよう、となると思います。
長い付き合いをしていると
人となりが分かり、
心の距離が近くなる。

いかしあい隊は皆さまをつなげる役割を担っています。
いかしあい隊と相性が合う方は
いかしあい隊の紹介する人との相性も、
基本的には合うと思います。

相性の合う方と、長いお付き合いができれば
気持ちいい関係もできますし
ビジネスも気持ちよくできると思います。

その積み重ねを
ATM会、徳億会、いかしあい隊は継続していき
会員様や皆様に還元できればと思っています。

何か相談するなら、「ATM会・徳億会」でお会いした人にしよう。
「いかしあい隊」に相談しよう。

となればうれしいです。

 

会話の中で
「出会いはATM会ですね。」
「ATM会でもあいましたね。」
「またATM会で再開しましょう。」
こんな会話が参加者から出てくると嬉しいですね。
今回は200回だから来ていただいた方もいると思います。

毎月とは言いませんが、年に数回でも参加いただけたら
将来のご縁の積み重ねができるのではないかと思っています。

ご縁の貯金にATM会。
ご縁の引き出しにATM会。

回数を重ねて、そんなことを言えるようになってきたのかな。
これからがATM会の本領発揮となれるよう
運営していきます。
ありがとうございました。

以上

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【徳億会】株式会社フォーカスシステムズ 代表取締役社長 森啓一氏 講演

志高い経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

2022年3月29日に徳億会を開催いたしました。

株式会社フォーカスシステムズの森社長に登壇いただきました。
https://www.focus-s.com/focus-s/
社名から分かるように、システム開発会社です。
1977年設立。

NTTデータなどと共同出資で会社を設立したり、
大手企業と金融機関や公共、官公庁システムの開発に関わってきている会社です。
1996年にはJASDAQ市場へ上場
2011年に森社長が社長に就任し経営の舵取りを始めます。
2016年には東証一部上場銘柄に指定。
2022年今に至ります。

「テクノロジーにハートを込めて」
ということで、大型案件は安定的に展開しながら
IT & 農業、産学連携、スポーツ& IT 、IOT
など、さまざまな展開の可能性に取り組んでいます。
そんな、一部上場企業の経営者の話なので、
システム的な、IT的な、話が聞けるのかな~、、
と思っていたのですが、、

森社長は冒頭から、
「私はシステムのことわからないので、システムのことは話しません」
と。。

徳億会のいいところは、登壇社に話してほしいことを指定しないところ。。。
でもあります。
が、森社長の事業に対する話も期待していた人もいたかもしれません。。

それはさておき、
「戦後70年を超えて、次の70年を考える」
と話を切り出しました。

ここからは、内容を箇条書きにしますが、
大変面白い、経営に対する考えや世界観を感じる内容のお話でした。
江戸時代鎖国による時代背景から、明治維新に入り、
日本的経営が世界と触れ合うことになります。

明治維新を起点に、経営に対する考えや、
文化が大きく変化してきたことを森社長は話をしてくれました。

まず、
○明治維新から77年周期(70年)で戦争(西欧対抗)、戦後​77年​(西欧従属)、
​2022年​これから。という区分けができる。

○​日本的経営のキーワード​と西欧的なキーワードの対比
家族的​ 利益優先
自然発生的​ 人為的
大儀​ 利益優先
仲間意識​ グローバル化
経営者主体​ ガバナンス・株主主義
話し合い手打ち​ 白黒つける(デスマッチ)

○15世紀以降の白人による支配の拡張。
15世紀以降、白人による支配の拡張が行われてきました。
そこで日本は、危険を感じ、鎖国を選ぶわけですが、
鎖国しても、日本は伸びて、江戸は100万人の都市となり
文化的にも、治安的にも、世界的に見ても素晴らしい都市だったと言われています。

僕も思うのですが、
鎖国しても、その成果がでていたことは考えた方がいいと思います。
グローバルで進んできて、世界とビジネスをしなければ
世界展開をしなければ、自国は伸びない、自分の事業は伸びない、
という考えは、正しいのか、正しくないのか、よく考えることが必要だと思います。

グローバル化が正しい企業もあると思いますし、
短絡的にグローバル化への取り組みをするのであれば、
深く考える必要があると思います。

市丸中将からルーズベルトへ送られた手紙の話で出てきたのですが、
日本人が東洋のものは東洋に帰す、という大義のなかで戦っていたことを
伝えていただきました。

○日本の精神
大義、和の団結、犠牲的精神
また、日本の素晴らしさはなかなか日本人は理解できないことも。
アーセナルの監督として有名なベンゲル監督は日本のことを以下のように話しています。

「日本ほど素晴らしい国はない」
「治安、善意や思いやりが当たり前に通じる」
「日本人は欧州を美しく誤解している」
「欧州は階級社会なので会話の通じない相手も多い」
「問題は、その素晴らしさを日本人が気づいていない」
「日本人は本気で日本がダメだと思っている。それが本気だとわかって心底驚いた」
「こんなに理想で素晴らしい国を築いたのに、誇ることすらしない」
「日本という国は奇跡だ」

上記のような評価を、フランス人の超有名なサッカー監督がしているのです。

○ 欲はぶつかる
利益中心は欲を中心と考えられるので、それは損得がぶつかります。
このぶつかりが連鎖すれば、だんだんと大きな渦になり
戦争につながる、というのは理解しやすいと思います。

○人には基本的な3つの欲がある
生存欲、(睡眠、食、性など)
家族欲、(家族のために、家族の欲を満たしたいと思う)
社会欲、(他人の欲をも満たしたいと思う、愛情)

この、「してあげたい」というところにいくと、社会がまわるのでは?

いままで記載したことをまとめてみると。。
企業の成長は、今まで利益追求(欲)できたところが多い。
この欲を、愛情のほうの欲へ進化できないか?
そうなると、日本的経営が浮かび上がってくる。
利他、三法よし、といった考えが、合致してくる。

かつての日本の方が世界を先取っていたのではないか?
今では、世界を代表するIT企業はその日本的思考や
哲学を取り入れている(自発的に進化した)ところも多いと思います。

○これから
明治維新(明治元年だとすると1868年)から約77年
近代化と西欧に対抗しようと西欧文明をとりいれ、
その流れで戦争へ(西欧対抗)
終戦(1945年)
戦後​77年​(西欧従属)

敗戦国として、さまざまな分野で日本は西欧に対して
従属しながら経済大国となり、
そして、
少子化、高齢化、人口減少など今後を見据える流れになる。

2022年 今
これから。。
77年周期できたと考えると、これからの77年
何かの変化が起きると考えることもできるかも知れないですね。

コロナがあり、ロシアのウクライナ侵攻があり。
まだ2022年は4月ですので、これから大きなインパクトもあるかもしれません。

今後の77年を日本はどのように歩むのか。
私たち経営者はどのように考え、動いていくのか。

経営に哲学が必要だと感じているのですが、
歴史、哲学、などを取り入れて、
経営に活かしていくことの必要性を感じる時間でした。

日本人の昔からある感覚をまた復活させて
強い経営を進めていけることを願っています。
森社長ありがとうございました。

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20220323 第10回名古屋徳億会 プロロ-グ

こんにちは。
志高い経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊 白根です。

名古屋徳億会を開催することができました。

2月開催予定からコロナの影響で3月23日に変更。
それでも60名程の方に集まりいただくことができました。

私の感覚的には、10回ということもありますし、
日程変更にもかかわらず、開催できたことで
名古屋徳億会が定着していることを実感できた会でした。

3月21日に蔓延防止が解除され
弊社としては初めて開催できた会です。
東京からも多数の方にご参加いただき
愛知県やその近郊からもお集まりいただけて
それぞれの地域の交流にも繋がる会だったと思います。

 

弊社では
異業種、異世代、異地域、異レベルなど
「異」という文字が、経営者の成長のキーワードだと考えています。

 

名古屋徳億会も
そのコンセプトを体現できた会だと感じています。

講師は、成婚数が年間10000件を超えるIBJの石坂社長。
葬儀会社で、年間18000件以上を取り仕切るティア冨安社長のご紹介です。

冠婚葬祭という分野で、トップランナーの二社です。
幸せのスタートを10000件取り持つ、IBJ社
悲しみの別れを18000件取り仕切る、ティア社
この両社が名古屋にてコラボしました。

 

この座組みだけでも
痺れる組み合わせですが、
名古屋にて集うことができたのが
なおさら良かったです。

 

IBJ石坂社長の講演については
次のコラムで共有します。
日本の課題を解決するための事業を
ダイレクトに運営しているIBJ石坂社長の
講演はビシビシ伝わってきました。
では!

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20220225 第162回徳億会 開催後記

こんにちは
いかしあい隊白根です。

ロシア、ウクライナ・・・・。
ロシアからの見方、ウクライナ、アメリカ、中国、東欧諸国、西欧諸国、インド、台湾
それぞれの立場、見方があり、ロシアの隣国でもある日本はどうするのか、
先は見通しにくいですが、考えてしまいます。

そんな中でも、
経営者は、家族、社員、お客様のために、
より良い事業をつくり、社会に貢献することが使命です。

そのために、徳億会開催です。

今回の講師には、Finatextホールディングス林良太社長に登壇いただきました。
https://finatext.com/
証券コード4419

昨年上場しているフィンテック企業です。
日本の金融システムはガラパゴス化しており、それぞれの
金融機関特有のシステムであるがゆえに、管理コスト、改修コストが半端ない。。
この事例となるような銀行のシステムの話などは、新聞などでも見たことがあると思います。
平気で5000億、、という数字がでてきますから。

5000億といったら、
スカイツリーが635億円だったと思います。
スカイツリー7本以上立ちますねw

それはそうと、、
世界からみて、日本の金融が遅れているのは
金融システムにも責任の一端があると、林社長は言います。

金融が遅れれば、株式市場も遅れて、経済が遅れる、
当然全て繋がっていますから。

小さいことに感じるかもですが、年間3%の遅れが、そのまま蓄積すると考えると、、
30年後には、倍とは言わないまでも、相当な差が出てきます。
複利の計算は長期になればなるほど大きい差が出ますからね。

日本は30年、金融システムの軋みにより、経済に体感しないくらいのブレーキがあったのかもしれません。
そこをFinatextホールディングス社はオープンなシステム構築を実践し
円滑な管理環境を作っていこうというフィンテックベンチャーです。

徳億会は経営者の会ですので、難しいシステムの話よりも、ベンチャーを創業して上場して、
現在に至るまでに林社長が感じてきた10個の項目について共有いただきました。

その10個は、どのレベルの経営者にとっても参考になる内容でしたので、こちらに記載させていただきます。
①大きな目標は外部に行った方がいい。
創業前だか創業時に、上場して、3ヶ国語で上場記者会見を開くとTwitterにて公開!

②創業メンバーは人柄中心。
専門的な分野は技術を求められるのでそう考えない人もいるが、専門的な分野でも人柄中心。経営は失敗の連続。失敗は良くないが、、失敗しても許せる人間性などが重要ではないか?

③経営メンバーは得意分野が被らない方がいい
ベンチャーあるあるで、ナンバーツーとライバルになってしまって組織崩壊・・・。など。

④お金は大切に!
会社のカルチャーとするためには、上場前でもさまざまな工夫をした。

⑤プライドはいらない。プライド持つのは業績だけに。
聞いて、真似るだけで、相当な時間短縮になる。それをプライドが邪魔すると何年もかかってしまうことも。。

⑥心身の健康ほど大事なものはない。
自分の健康、家族の健康。健康を害すると仕事ができなくなる。
それは大変なリスク。。

⑦学び続けている人が勝つ
毎月5冊本を読むなど。自分のレベルアップに時間をつかう。
会社のレベルアップにつながる。

⑧前向きであること
通常時に明るいのは当然ですが。テンション下がる時ほど明るく。
経営は山あり谷あり、明るい人に人はついてくる。

⑨戦略を経営メンバーだけのものにしない。
経営方針、業界動向などリアルタイムで共有することで社内の方向性が統制取れる

⑩社会貢献につながらなければスケールしない。
共感、想いに人やお客様はついてくる。
共感は社会貢献に多くの場合ある。

など、ざっと箇条書きにしてますが、やはり、その時々のエピソードなど林社長から聞くことで、リアリティがあり、臨場感ある講演でした。
日本の金融の新たな可能性を切り開く会社になっていただきたい
そう感じる講演でした。

引き続きよろしくお願いいたします!
次回は3月29日、永田町 ザ・キャピトルホテル東急
フォーカスシステム 森社長です。
https://www.focus-s.com/focus-s/
「林」社長から「森」社長にバトンタッチです!

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【終了】2022年2月スケジュール

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

月初に​2022年2月のスケジュール
を​メールで​皆様にご案内しました。

感染者数のことはあまり考えたくないのですが、
その数が、世の中の空気を作っている感じもするので
一応チラ見してます。

私たちは経営者のコミュニティ運営の一つの形として
交流会を開催しています。
コロナ禍において人が集う場を作るには、
2022年2月7日の段階の私の考えとしては
ピークアウトするかどうかが重要なポイントだと思っています。

「勢い」というのはあるもので、
この「勢い」が止まれば
あとは失速することはみなさまも経験上わかると思います。

2月16日に予定しているATM会は
ピークアウトしているかが、
大きなポイントだと思います。

さて、
1月のATM会は結構盛り上がりました。
1年の最初。賀詞交換会ということでのATM会ですので当然かもしれません。

経営者が集い
何か情報を集め、
新しい可能性を探す
という行動は、
新しいことに挑戦する経営者にとっては
必要なことだと私は考えています。

その場を
安心して設営できることを思いながら
2月16日18時@ニューオータニ ATM会
https://www.facebook.com/events/595083231780711
2月25日18時@明治記念館 徳億会
の準備をしていきます。

オンライン交流会も開催予定しています。
2月21日(月)16時-17時
https://forms.gle/mYcAboWC1QG5tG4e7
こちらでもお待ちしております。
お会いできるのを楽しみにしております!

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
【第198回ATM会】
https://www.facebook.com/events/595083231780711
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
【開催日】 2月16日 (水)
【時間】受付開始17時30分/ 18時~21時
【場所】ホテルニューオータニ紀尾井町 『悠の間』
【講師】中澤拓二氏 Intelligence Design株式会社 代表取締役
https://i-d.ai/
誰でも簡単にリーズナブルにAI関連技術を使えるように事業展開。
AI画像認識技術を活用した事業を展開中。
【形式】食事調整中・ドリンク提供・スタンディング形式での交流。
交流はマスク着用の元、懇親を深めていただきます。
【会費】一般参加 13,000円 いかしあい隊会員 7,000円
期日前決済(振込orカード)2000円割引
【振込先】三菱UFJ銀行 新 宿支店 普通 1202330 カ)イカシアイタイ
【カード決済】ご希望の方はメールでご連絡ください。
決済リンクを送らせていただきます。
【お申込み・お問合わせ】 info@ikashiai.com
【今後の開催予定】 2月16日(水) 3月17日(木) 4月15日(金) 5月16日(月)
—————————————————————————-

■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
【第162回徳億会】 講演&交流会
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
【日時】2月25日(金)
【時間】18時~21時00分
【場所】明治記念館
【講師】 林 良太氏 株式会社Finatextホールディングス 代表取締役社長CEO
https://hd.finatext.com/
【会 費】徳億会会員無料 一般参加33000円
【振込先】三菱UFJ銀行 新 宿支店 普通 1202330 カ)イカシアイタイ
【カード決済】ご希望の方はメールでご連絡ください。
決済リンクを送らせていただきます。
【今後の開催予定】3/29(火) 4/26(火)
——————————————————————————–

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◆オンライン交流会 (20-40名程度予定)
2月21日(月)16時-17時
https://forms.gle/mYcAboWC1QG5tG4e7
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【徳億会】2021年10月26日 加瀬先生の講話(笑顔、日本は女性の国、自発自奮)

こんにちは。

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

10月26日(火)に徳億会を開催いたしました。

 

笑顔は素晴らしいですよね。
いつも明るく楽しく前向きにいたい。
笑顔大切ですね!
その笑顔をつくるのは人間だけとのこと。

・・・たしかに。。
(ときどき笑う動物動画ありますが、それ自体特殊なことですから
動画として面白いんですよね。)

人間社会は世知辛い。
辛いことが多い。
だから笑顔をつくるのです。
とは加瀬英明先生。

鋭い視点です。納得。。

加瀬英明先生は20代でブリタニカ百科事典の編集長を勤めたくらいの
博学ですから、数多くの知恵、知識を聞くことができます。

チャップリンの言葉で
”人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である”
との言葉は、人間の人生を言い得ていると思いますね。

とはいえ、
やはり、笑顔たやさずいきましょう!

○日本は女性を大切にしている国
日本は女性の活躍が少ないと言われています。
確かに、そういう一面があると思います。

しかし、、
ちょっと視点を変えてみると
日本は女性を大切にしている国であることが見えてきます。

まず、自身が育った国のことを日本語では
「母国」
といいます。
「父国」とは言わないですよね。

世界では、圧倒的に、「父の国」
という表現が多かったようです。
今ではジェンダーの問題から言い方も変わってきてるかもですね。。
世界ではほとんどが男性中心の文化でした。
日本は女性中心の文化だと、加瀬先生はいいます。

まず、
日本神話の主神は天照大神です。
女性です。
「かな文字」をつくったのも女性です。
基本的に男は母親には弱いです。
本能的に父親はできのいい子を可愛がり
母親はできの良し悪し関係なく可愛がります。
女性中心の文化はとてもいい文化であります。

加瀬先生によると、
女性中心文化は保守的でもあるので
非常時には問題もあるといいます。

保守的ですので、なかなか常識をかえようとしません。
教育も合わせる教育が多く、
エリート教育は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学まで
「合わせる教育」
になっています。

今の時代は、
「自分を作る教育」
が求められています。

「自ら発して行動してゆく」
自発自奮
これができる人材が求められるのが
時代の変化の時。

経営者はもちろん自発自奮の精神をもっているはずです。
経営者が社会を支え、
社会に変化を与えることを
加瀬先生のお話から感じることができました。
以上

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【ATM会】2021年10月15日ATM会 農業総合研究所及川会長 登壇

こんにちは。

 

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

10月15日(金)にATM会を開催いたしました。

 

はじめに

 

登壇者は農業総合研究所の及川会長。
及川会長とのご縁はGMCの鈴木さんのご縁。
鈴木さんありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

たまたま、農大の先輩(私の出身大学は東京農業大学です)でした。
15年間ATM会緊急事態など以外では毎月開催していますが、
大学の先輩に登壇いただいたのは初めてです。
(高校の先輩はフォーバルの大久保社長に登壇いただいています)

先輩ということで、お会いしてから2、3ヶ月後に講演を
実施していただくというスピード感でした。
コロナによって、運営や開催も不安定で、なおかつ、来場者も少なくなる
かもしれないなど講師には気を遣うのが運営者なのです。。
そういう不安定な状況においては、講師は身近な人で融通きく人でないと
お願いできないんですね。
及川先輩に無理言って、講師をお願いした次第です。

さて、
及川会長の講演は、結果から言うと、
熱い、パッションあふれる、経営意欲が湧いてくる、内容でした。

 

農業という仕事

 

農業って作物を作るのがまず大変ですよね。
容易に想像できます。
さらに、
自分で売るとなると
さらに大変ですよね。

腐るもので傷つきやすいものを扱うわけですから、物流から販売まで気を使いますよね。
物流費用もバカにならない。。
そして、新鮮なうちに届けることができるくらいのお客さんを集めるのは至難の業です。
よく考えると、、当然ですよね。
お客様が料理をして、口に入れて
おいしい!!!
と言ってもらう、
それも、すごい大変ですよね。
農業をやって自分でお客様が口に入れるまでを見届けるのは
めちゃめちゃ大変な流れなことは
理解いただけましたでしょうか?

これでわからない人は、一度試していただけるといいと思いますw。

及川会長いわく、
「作ってから口に入れるまでが農業の仕事」
それを考えると、
口に入れるまでを面倒みてくれる仕組みは、、
いままでは、農協、です。
この仕組みは、素晴らしい仕組みでもあります。
全国の消費者に農産物が届くには間違いなく農協の仕組みが必要です。

しかし、この仕組みだといくつか課題があり、、、
農作物を食べていただいたお客様の、
「ありがとう、おいしかった!」
が生産者に聞こえない。。ということ。
作っては出荷、作っては出荷、作っては出荷、の毎日。。
農業がつまらなくなったようです。

そこから、
「生産者と販売の交わるところが良くならないと農業は良くならない」
と感じ、
農家から生産物の売り先をさがす営業支援を始めます。
農家さんと約束して、
スーパーや百貨店など大口の取引先を決める仕事のようです。
動いて、一定の成果をあげるのですが、、
農家さんから販売手数料、販売支援費用がもらえない。。。
そもそも、営業支援という概念が農家さんにはないようで。

そこで苦労して、、
お金ではなく、もらったのは、
農産物現物。。
みかんの叩き売りもやったようです。
さらに、
仕入れ販売を展開し始めたようです。
そうすると、
当然利益を上げるためには
仕入れを安くしたくなる。
農家さんの生産物を安く仕入れるために「たたく」ようになる。
当然そういう心理が働きますよね。。

このとき、及川会長は、自分はこういうこと(安くたたく)ようなことはしたくない。
と思っていながら、叩かざるをえない。
この仕組みが農業にとって良くない、、と。。

この経験があって、
今の農業総合研究所の仕組みが出来上がります。

 

農業総合研究所の作り上げた仕組み

 

出来上がった仕組みは、、
○生産者が自分で値付けをできる
(JAは基本できない)
○生産者が販売数量などのデータを翌日か即日にはみれる
○自社物流網の構築により、翌日の朝販売できる(当然おいしい)
(JAは基本3日程度かかる)
○うりたい場所(提携している2000程のスーパーなどから)を選べる

上記のような長所により
全国へ広がり、2016年東証マザーズへ上場しています。
現在の農業総合研究所の流通額は約123億円とのことですが、
1兆円の流通がされると、
農家さんが、農協に出すのか、農業総合研究所を活用するのか、自分で販売するのか、
選択肢ができたということで
日本の農業がより良くなる、
農業従事者もお客様との接点が増えて
よりやりがいもって仕事ができるようになる、とのことです。

 

最後に、、

 

及川会長語録

 

○ビジネスであること。
やはり農業も事業も継続しなければなりません。
会社であればビジネスにならなければならない。
農業、地方創生というと、ボランティア的な、、お金にならない、、ということもよく聞きますが、それはよくない、つづかない。
○志を語ること
協力者がでてくる。経験に基づく志を語ること。
○進んでリスクを取る。
そうすれば、先輩などは応援してくれる。
○まずやってみること。
やってないことを語られても応援者はあらわれない。応援できない。
○プラス思考
自分を信じること。
○ライバルを作る
→自分を変えることにつながる
○仲間を増やす
→世界を変えることにつながる
○今はいい時代!
今の時代だから、挑戦できている。
以上

 

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