株式会社いかしあい隊

志ある経営者の出会いと学びの場いかしあい隊に是非ご参加ください

COLUMN

いかしあい隊コラム

2021/11/02

【ATM会】2021年10月15日ATM会 農業総合研究所及川会長 登壇

こんにちは。

 

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

10月15日(金)にATM会を開催いたしました。

 

はじめに

 

登壇者は農業総合研究所の及川会長。
及川会長とのご縁はGMCの鈴木さんのご縁。
鈴木さんありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

たまたま、農大の先輩(私の出身大学は東京農業大学です)でした。
15年間ATM会緊急事態など以外では毎月開催していますが、
大学の先輩に登壇いただいたのは初めてです。
(高校の先輩はフォーバルの大久保社長に登壇いただいています)

先輩ということで、お会いしてから2、3ヶ月後に講演を
実施していただくというスピード感でした。
コロナによって、運営や開催も不安定で、なおかつ、来場者も少なくなる
かもしれないなど講師には気を遣うのが運営者なのです。。
そういう不安定な状況においては、講師は身近な人で融通きく人でないと
お願いできないんですね。
及川先輩に無理言って、講師をお願いした次第です。

さて、
及川会長の講演は、結果から言うと、
熱い、パッションあふれる、経営意欲が湧いてくる、内容でした。

 

農業という仕事

 

農業って作物を作るのがまず大変ですよね。
容易に想像できます。
さらに、
自分で売るとなると
さらに大変ですよね。

腐るもので傷つきやすいものを扱うわけですから、物流から販売まで気を使いますよね。
物流費用もバカにならない。。
そして、新鮮なうちに届けることができるくらいのお客さんを集めるのは至難の業です。
よく考えると、、当然ですよね。
お客様が料理をして、口に入れて
おいしい!!!
と言ってもらう、
それも、すごい大変ですよね。
農業をやって自分でお客様が口に入れるまでを見届けるのは
めちゃめちゃ大変な流れなことは
理解いただけましたでしょうか?

これでわからない人は、一度試していただけるといいと思いますw。

及川会長いわく、
「作ってから口に入れるまでが農業の仕事」
それを考えると、
口に入れるまでを面倒みてくれる仕組みは、、
いままでは、農協、です。
この仕組みは、素晴らしい仕組みでもあります。
全国の消費者に農産物が届くには間違いなく農協の仕組みが必要です。

しかし、この仕組みだといくつか課題があり、、、
農作物を食べていただいたお客様の、
「ありがとう、おいしかった!」
が生産者に聞こえない。。ということ。
作っては出荷、作っては出荷、作っては出荷、の毎日。。
農業がつまらなくなったようです。

そこから、
「生産者と販売の交わるところが良くならないと農業は良くならない」
と感じ、
農家から生産物の売り先をさがす営業支援を始めます。
農家さんと約束して、
スーパーや百貨店など大口の取引先を決める仕事のようです。
動いて、一定の成果をあげるのですが、、
農家さんから販売手数料、販売支援費用がもらえない。。。
そもそも、営業支援という概念が農家さんにはないようで。

そこで苦労して、、
お金ではなく、もらったのは、
農産物現物。。
みかんの叩き売りもやったようです。
さらに、
仕入れ販売を展開し始めたようです。
そうすると、
当然利益を上げるためには
仕入れを安くしたくなる。
農家さんの生産物を安く仕入れるために「たたく」ようになる。
当然そういう心理が働きますよね。。

このとき、及川会長は、自分はこういうこと(安くたたく)ようなことはしたくない。
と思っていながら、叩かざるをえない。
この仕組みが農業にとって良くない、、と。。

この経験があって、
今の農業総合研究所の仕組みが出来上がります。

 

農業総合研究所の作り上げた仕組み

 

出来上がった仕組みは、、
○生産者が自分で値付けをできる
(JAは基本できない)
○生産者が販売数量などのデータを翌日か即日にはみれる
○自社物流網の構築により、翌日の朝販売できる(当然おいしい)
(JAは基本3日程度かかる)
○うりたい場所(提携している2000程のスーパーなどから)を選べる

上記のような長所により
全国へ広がり、2016年東証マザーズへ上場しています。
現在の農業総合研究所の流通額は約123億円とのことですが、
1兆円の流通がされると、
農家さんが、農協に出すのか、農業総合研究所を活用するのか、自分で販売するのか、
選択肢ができたということで
日本の農業がより良くなる、
農業従事者もお客様との接点が増えて
よりやりがいもって仕事ができるようになる、とのことです。

 

最後に、、

 

及川会長語録

 

○ビジネスであること。
やはり農業も事業も継続しなければなりません。
会社であればビジネスにならなければならない。
農業、地方創生というと、ボランティア的な、、お金にならない、、ということもよく聞きますが、それはよくない、つづかない。
○志を語ること
協力者がでてくる。経験に基づく志を語ること。
○進んでリスクを取る。
そうすれば、先輩などは応援してくれる。
○まずやってみること。
やってないことを語られても応援者はあらわれない。応援できない。
○プラス思考
自分を信じること。
○ライバルを作る
→自分を変えることにつながる
○仲間を増やす
→世界を変えることにつながる
○今はいい時代!
今の時代だから、挑戦できている。
以上

 

白根 斉一

お問い合わせはこちら