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COLUMN

いかしあい隊コラム

2021/03/31

【コラム】真の富とは道徳に基づくものでなければ決して永くは続かない

渋沢栄一

 

 

こんにちは。
志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の杉本です。

 

今回は前回に続き
渋沢栄一翁(以下、敬称略)についてお話します。

 

前回のコラムでは、
渋沢栄一の生い立ちや経歴をお話しました。

 

今回は、渋沢栄一の著書「論語と算盤」についてと名言
をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

「論語と算盤」

 

 

渋沢栄一の思索の集大成として、
大正五(1916)年に出版された
「論語と算盤」

 

「論語」は春秋時代を生きた孔子とその弟子たちとの言行録

 

「算盤」はお金勘定、経済を表している

 

「論語」と「算盤」を
並列したタイトルはインパクトがありますね。

 

 

渋沢栄一は、日本の近代資本主義の父。

 

600社近くの起業に関与し、
実業の側から近代日本を作ってきた1人です。

 

「論語」を規範とし、
出世や金儲けに偏りがちな資本主義社会を商業道徳で律する。

 

そして、公や他者を優先することで、豊かな社会を築く。

 

これは、渋沢栄一が積み上げてきた思想でした。

 

 

一見「論語」と「算盤」という組み合わせは、異質に感じます。

 

しかし、渋沢栄一によれば、
論語は朱子学として伝承されるうちに解釈を歪められ、
富や地位と道徳は両立しないとする思想だと考えられるようになったといいます。

 

歪められた論語の解釈に疑問を抱いた渋沢栄一は、
論語の正しい解釈を世に伝えるために、
「論語と算盤」を執筆し、道徳と経済の合一説を説いたのです。

 

 

 

渋沢栄一は激動の時代を生き、数多くの大きな成果をあげました。

 

「論語と算盤」が、今なおビジネスパーソンに読み続けられているのは、
読むたびに新しい発見があるからかもしれませんね。

 

 

 

名言紹介

 

 

渋沢栄一の名言や格言はたくさんありますが、
独断で気に入ったものを紹介したいと思います。

 

もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。

 

 

商売をする上で重要なのは、競争しながらでも道徳を守るということだ。

 

 

ただそれを知っただけでは上手くいかない。
好きになればその道に向かって進む。
もしそれを心から楽しむことが出来れば、いかなる困難にもくじけることなく進むことができるのだ。

 

 

事業には信用が第一である。
世間の信用を得るには、世間を信用することだ。
個人も同じである。
自分が相手を疑いながら、自分を信用せよとは虫のいい話だ。

 

 

金儲けを品の悪いことのように考えるのは、根本的に間違っている。
しかし儲けることに熱中しすぎると、品が悪くなるのもたしかである。
金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。

 

 

信用はのれんや見た目から得られるものではなく、確固たる信念から生まれる。

 

 

夢なき者は理想なし。
理想なき者は信念なし。
信念なき者は計画なし。
計画なき者は実行なし。
実行なき者は成果なし。
成果なき者は幸福なし。
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。

 

 

真の富とは道徳に基づくものでなければ決して永くは続かない。

 

 

 

終わりに

 

 

渋沢栄一について調べるうちに
どのような心持ちで「働く」べきか、改めて考えさせられました。

 

弊社の牛久保会長も渋沢栄一の言葉が好きで、
自身の経営哲学に取り入れています。

 

いかしあい隊の主催する「徳億会」
この「徳」は渋沢栄一の教えから取っています。

 

「徳を持って、お金儲けにも品位を忘れぬ経営者を目指しましょう」
という牛久保会長からのメッセージです。

 

こうした教えは真理であり、普遍的なもの。

 

今までもそうであったように、この先さらに時代が変わっても
ビジネスパーソンの心に響き続けるのだと思います。

 

 

 

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