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2022/05/06
志高い経営者の出会いと学びの場 株式会社いかしあい隊の白根です。
4月26日に八芳園にて164回徳億会を開催いたしました。
講師にはオフィス家具、文房具大手のプラス淺野副社長をお迎えしています。 https://www.plus.co.jp/
プラスは1948年千代田文具店という名前で始まりました。 1959年にプラスに社名変更。 当時は業種や地名などを名前にする会社が多く、 ビジョンや理念をいち早く社名にした先代に先見の明があったとのこと。 1960年に製造部門設立、文房具の製造に入っていきます。 1993年にはみなさまご存じのアスクル事業が立ち上がります。
当時、文房具業界最大手に追いつこうと、販売店戦略で追いかけていきますが、 業界大手に追いつくことはできず、失敗したといいます。 販売の仕方、お客さまの隠れたニーズを探し出し、実践したのがアスクル事業です。
アスクル(明日届く)という事業名も、在り方、事業の手法を名前にしています。 在り方を名前にしている有名な会社は、セブンイレブン(7−11時にお店を開ける)ですね。 文房具の製造メーカーから流通のあり方を突き詰めて出来上がったのがアスクル。 アスクルはみなさまもご存じの通り、多くの企業が利用する法人向け文房具サービスです。 この事業は文房具流通のあたらしい仕組みを作り上げました。
2021年期ではアスクルの売上は約4200億で業界最大手になります。 現在プラス社は2021年1875億円の売上。 アスクルは不況だから伸びたと言います。 不況時は新しいサービスが広がりやすい環境です。 企業の切り替えニーズが出てくるのと、既存のサービスを切り替える理由が不況により出てきます。
プラス社は アスクル 約10%株式を持ち ぺんてる 約30%株式 セーラー万年筆 筆頭株主。 文房具業界の再編を感じさせる動きです。
海外に関しては、1985年にベトナム進出 当時ベトナム進出した企業はほとんどなかったようです。 赤信号は一人で渡るから見えるし、危機回避もできる。 みんなで赤信号を渡ると、見えなくて、危険だ。 と淺野副社長はいいます。
今ではベトナムに大きな生産拠点を構えるまでになっています。
○文房具産業は「すごい」産業
今後、着実に人口減少し、衰退していく日本。 また、人口が少なくなる以上に文房具に影響があるのが、 ペーパーレス化により、文房具を使う人は少なくなっていきます。 これは大きなインパクトが予想されますよね。
これからもプラス社は 事業転換への挑戦を続けていくことを明言しています。 オフィス家具の会社へ転換を実践し、 各地にショールームを展開。 https://creatore.jp/
プラスのジョインテックスカンパニーは流通、卸事業。 学校に物を提供する業態 介護施設に物を提供する業態 官公庁自治体へ物を提供する業態 として展開していきます。 https://www.jointex.co.jp/entrance.do
「顧客満足の追求」
はよく聞きますが、
「供給者満足も追求」
も追い求めていくことで、 商習慣の改善、社会の最適化へと繋げるとのことです。 企業再編も最適化への流れかもしれません。 アスクルも、社会の最適化へ大きな貢献をしていると思います。 コールセンターに顧客の声が集まってきます。 顧客の声を聞けるところと、経営中枢を近くすることにも意味がありました。
しかし、 これからのニーズに合わせる。 これからのニーズを見つけ出し、発見することが求められる。
必要は発明の母と言われていたのが、 発明は必要の母と逆転する。
発明することで、社会が便利さを見つけ、そちらにビジネスが流入していく。 必要としていることを見つけるのでは追いつかなくなっているようです。
最後に、 ランチェスター戦略的に中小企業が事業成長を実践している内容を聞く機会は多かったですが、 淺野副社長の話は、マーケットが縮小していく中で、メインプレーヤーとして どう生き残っていくか、という話をいただきました。
面白かったですね~。 参加いただいた方々からも好評の内容でした! 淺野副社長ありがとうございました。
以上
株式会社いかしあい隊 代表取締役 株式会社CCPConsulting 代表取締役 コンサルティング事業、四ツ谷麹町にシェアオフィスを運営。低い、時間、専門性、わかり易い、継続積層、価格決定権、伸びる分野、新しい、をキーワードにビジネスを行っています。
白根 斉一
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2022年もありがとうございました
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4月26日に八芳園にて164回徳億会を開催いたしました。
講師にはオフィス家具、文房具大手のプラス淺野副社長をお迎えしています。
https://www.plus.co.jp/
プラスは1948年千代田文具店という名前で始まりました。
1959年にプラスに社名変更。
当時は業種や地名などを名前にする会社が多く、
ビジョンや理念をいち早く社名にした先代に先見の明があったとのこと。
1960年に製造部門設立、文房具の製造に入っていきます。
1993年にはみなさまご存じのアスクル事業が立ち上がります。
当時、文房具業界最大手に追いつこうと、販売店戦略で追いかけていきますが、
業界大手に追いつくことはできず、失敗したといいます。
販売の仕方、お客さまの隠れたニーズを探し出し、実践したのがアスクル事業です。
アスクル(明日届く)という事業名も、在り方、事業の手法を名前にしています。
在り方を名前にしている有名な会社は、セブンイレブン(7−11時にお店を開ける)ですね。
文房具の製造メーカーから流通のあり方を突き詰めて出来上がったのがアスクル。
アスクルはみなさまもご存じの通り、多くの企業が利用する法人向け文房具サービスです。
この事業は文房具流通のあたらしい仕組みを作り上げました。
2021年期ではアスクルの売上は約4200億で業界最大手になります。
現在プラス社は2021年1875億円の売上。
アスクルは不況だから伸びたと言います。
不況時は新しいサービスが広がりやすい環境です。
企業の切り替えニーズが出てくるのと、既存のサービスを切り替える理由が不況により出てきます。
プラス社は
アスクル 約10%株式を持ち
ぺんてる 約30%株式
セーラー万年筆 筆頭株主。
文房具業界の再編を感じさせる動きです。
海外に関しては、1985年にベトナム進出
当時ベトナム進出した企業はほとんどなかったようです。
赤信号は一人で渡るから見えるし、危機回避もできる。
みんなで赤信号を渡ると、見えなくて、危険だ。
と淺野副社長はいいます。
今ではベトナムに大きな生産拠点を構えるまでになっています。
○文房具産業は「すごい」産業
今後、着実に人口減少し、衰退していく日本。
また、人口が少なくなる以上に文房具に影響があるのが、
ペーパーレス化により、文房具を使う人は少なくなっていきます。
これは大きなインパクトが予想されますよね。
これからもプラス社は
事業転換への挑戦を続けていくことを明言しています。
オフィス家具の会社へ転換を実践し、
各地にショールームを展開。
https://creatore.jp/
プラスのジョインテックスカンパニーは流通、卸事業。
学校に物を提供する業態
介護施設に物を提供する業態
官公庁自治体へ物を提供する業態
として展開していきます。
https://www.jointex.co.jp/entrance.do
「顧客満足の追求」
はよく聞きますが、
「供給者満足も追求」
も追い求めていくことで、
商習慣の改善、社会の最適化へと繋げるとのことです。
企業再編も最適化への流れかもしれません。
アスクルも、社会の最適化へ大きな貢献をしていると思います。
コールセンターに顧客の声が集まってきます。
顧客の声を聞けるところと、経営中枢を近くすることにも意味がありました。
しかし、
これからのニーズに合わせる。
これからのニーズを見つけ出し、発見することが求められる。
必要は発明の母と言われていたのが、
発明は必要の母と逆転する。
発明することで、社会が便利さを見つけ、そちらにビジネスが流入していく。
必要としていることを見つけるのでは追いつかなくなっているようです。
最後に、
ランチェスター戦略的に中小企業が事業成長を実践している内容を聞く機会は多かったですが、
淺野副社長の話は、マーケットが縮小していく中で、メインプレーヤーとして
どう生き残っていくか、という話をいただきました。
面白かったですね~。
参加いただいた方々からも好評の内容でした!
淺野副社長ありがとうございました。
以上
株式会社いかしあい隊 代表取締役
株式会社CCPConsulting 代表取締役
コンサルティング事業、四ツ谷麹町にシェアオフィスを運営。低い、時間、専門性、わかり易い、継続積層、価格決定権、伸びる分野、新しい、をキーワードにビジネスを行っています。
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