株式会社いかしあい隊

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COLUMN

いかしあい隊コラム

2022/04/27

20220415 199回ATM会 オトバンク 上田会長

こんにちは。
志高い経営者の学びと出会いの場
株式会社いかしあい隊の白根です。

199回ATM会を4月15日(金)に開催いたしました。

講師には、オーディオブックで有名なオトバンクの上田会長をお迎えしました。
https://audiobook.jp/

https://www.otobank.co.jp/

早速僕も「読み放題プラン」登録して
活用し始めました。。

移動時間の質が上がりましたし、
家では子供も喜んで、しかも、多分、教育にもいい。。
と感じています。

 

さて、
オーディオブックプラットフォームとして200万人以上の会員。
3万タイトル以上を保有という点もすごい会社です。
現在200万人の会員数ですが、本を聞くという文化が定着すれば
日本国内で6000万人という数字を見据えていると話をもらいました。

上田会長は東京大学在学中に創業。
読書好きな祖父の目が不自由になり、本を読むことが困難になったことをきっかけに
目の見えない人に本を読み聞かせるという、NPO的な活動からスタートしたとのことです。

調べてみると、図書館など自治体でも目が見えない人のためのサービスがあったようですが、
健常者でさえ、その情報を得られていないことから、目の見えない人にその情報が届いていない、
と考え至ります。

まずは、
本は聞くことができる、ということを健常者が誰でも知るようにすること(文化にする)が
目標となったとのことです。
オーディオブックの歴史は1970年代からアメリカで始まり、車社会でもあることから普及していったようです。
日本でも1980年代に始まってはいるものの、広まらず、オーディオブック事業は難しいと言われてきました。
1冊 3000円以上の金額がして、タイトル数も少なく、古典的なものだけ。

みなさまも、落語や民話などはテープであるのを見たことがあると思います。
著作権の問題など、多くの利権者が絡んでいることなど、過去の音源は使えなく、
オトバンクの事業も暗中模索の時期が続きます。

2005年JALとの提携。
飛行機内でオーディオブックを聞くということはニーズがあるようです。
通常の本だと酔ってしまう、暗いなどが問題としてあり、
本を音声化して耳で読むオーディオブックのコンテンツを作り始めています。

2007年 Febeというサイトが立ち上がります。
当時は1000タイトル。
https://audiobook.jp/
の前身となるサイトです。

〇読むのと聴くことの違い
・目で本を読むと、
文字を見る→頭の中で音声化する→理解する、
という理解までのプロセスになります。

・耳で本を読むと、
音声を聞く→理解する、
となります。

わかると思いますが、頭で理解するためのプロセスが短縮されます。
読む場合は、本を開いたり、手で持ったり、ページめくったり、意外に人間のメモリーを活用してるんですよね。
聞くことは、人間のメモリー負荷が少なくて済むということです。

教育の意味でも、
オーディオブックはかなりの可能性を持ったものです。
理解力がつき、必要な情報を頭で仕分けることができる、
イメージを記憶する力、聴く力、が養われると言います。

もちろん、本を読むことで鍛えられることもありますので
音声と読書とを両方対応することで、より理解度が高まる効果が見込めるようです。
国語力が上がり、思考力向上にも良い効果があるとのこと。
研究論文でもあるようですが、高齢者においては、ボケ防止にも聴くようです。

 

〇マーケットについて
アメリカは3000億円市場
中国ではヒマラヤというオーディオブックプラットフォームが6億人登録。
2024年で260億円市場と言われている日本のオーディオブックマーケットは
これから伸びるのは間違いないでしょう。

冒頭でも記載しましたが、
早速、私もオーディオブックに登録して、聴き放題を試してますが
「夢を叶えるゾウ」なんかは、主人公の若手社会人とガネーシャという関西弁の
神様の掛け合いでエンターテイメント性のある話が展開されます。
我が家の小三、小一の子供も楽しめています。

ビジネスにおいては、
研修、理念浸透などで音声学習が役に立つとのことです。
何事も一朝一夕ではなりません。
継続しなければ身につかない。

その点で言うと、オーディオブックは、本を読むよりも面倒ではなく、
食事しながら、お風呂に入りながら、料理しながら、車の中で、など「ながら学習」が
できると言うことが大きな利点です。

社員に指定図書などを出した場合
悲しいかな、、ほとんど読まれないと言います。
オーディオブックにすると隙間時間を利用して、理解してくる人が増えたと言います。

 

〇最後に
仕事も今の時代、
本業を持ちながら、副業もする時代になりました。
耳のスキマを有効に使うことで
「〇〇しながら」
自分の可能性を広げることができる。

さまざまな研究も進み、
効率的に自分の能力や組織の能力を上げることのできるツールが
オーディオブックです。
より一層時間が大切な時代。
うまく活用したいと思いました。

以上

白根 斉一

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