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2022/04/04
志高い経営者の出会いと学びの場 株式会社いかしあい隊の白根です。
2022年3月29日に徳億会を開催いたしました。
株式会社フォーカスシステムズの森社長に登壇いただきました。 https://www.focus-s.com/focus-s/ 社名から分かるように、システム開発会社です。 1977年設立。
NTTデータなどと共同出資で会社を設立したり、 大手企業と金融機関や公共、官公庁システムの開発に関わってきている会社です。 1996年にはJASDAQ市場へ上場 2011年に森社長が社長に就任し経営の舵取りを始めます。 2016年には東証一部上場銘柄に指定。 2022年今に至ります。
「テクノロジーにハートを込めて」 ということで、大型案件は安定的に展開しながら IT & 農業、産学連携、スポーツ& IT 、IOT など、さまざまな展開の可能性に取り組んでいます。 そんな、一部上場企業の経営者の話なので、 システム的な、IT的な、話が聞けるのかな~、、 と思っていたのですが、、
森社長は冒頭から、 「私はシステムのことわからないので、システムのことは話しません」 と。。
徳億会のいいところは、登壇社に話してほしいことを指定しないところ。。。 でもあります。 が、森社長の事業に対する話も期待していた人もいたかもしれません。。
それはさておき、 「戦後70年を超えて、次の70年を考える」 と話を切り出しました。
ここからは、内容を箇条書きにしますが、 大変面白い、経営に対する考えや世界観を感じる内容のお話でした。 江戸時代鎖国による時代背景から、明治維新に入り、 日本的経営が世界と触れ合うことになります。
明治維新を起点に、経営に対する考えや、 文化が大きく変化してきたことを森社長は話をしてくれました。
まず、 ○明治維新から77年周期(70年)で戦争(西欧対抗)、戦後77年(西欧従属)、 2022年これから。という区分けができる。
○日本的経営のキーワードと西欧的なキーワードの対比 家族的 利益優先 自然発生的 人為的 大儀 利益優先 仲間意識 グローバル化 経営者主体 ガバナンス・株主主義 話し合い手打ち 白黒つける(デスマッチ)
○15世紀以降の白人による支配の拡張。 15世紀以降、白人による支配の拡張が行われてきました。 そこで日本は、危険を感じ、鎖国を選ぶわけですが、 鎖国しても、日本は伸びて、江戸は100万人の都市となり 文化的にも、治安的にも、世界的に見ても素晴らしい都市だったと言われています。
僕も思うのですが、 鎖国しても、その成果がでていたことは考えた方がいいと思います。 グローバルで進んできて、世界とビジネスをしなければ 世界展開をしなければ、自国は伸びない、自分の事業は伸びない、 という考えは、正しいのか、正しくないのか、よく考えることが必要だと思います。
グローバル化が正しい企業もあると思いますし、 短絡的にグローバル化への取り組みをするのであれば、 深く考える必要があると思います。
市丸中将からルーズベルトへ送られた手紙の話で出てきたのですが、 日本人が東洋のものは東洋に帰す、という大義のなかで戦っていたことを 伝えていただきました。
○日本の精神 大義、和の団結、犠牲的精神 また、日本の素晴らしさはなかなか日本人は理解できないことも。 アーセナルの監督として有名なベンゲル監督は日本のことを以下のように話しています。
「日本ほど素晴らしい国はない」 「治安、善意や思いやりが当たり前に通じる」 「日本人は欧州を美しく誤解している」 「欧州は階級社会なので会話の通じない相手も多い」 「問題は、その素晴らしさを日本人が気づいていない」 「日本人は本気で日本がダメだと思っている。それが本気だとわかって心底驚いた」 「こんなに理想で素晴らしい国を築いたのに、誇ることすらしない」 「日本という国は奇跡だ」
上記のような評価を、フランス人の超有名なサッカー監督がしているのです。
○ 欲はぶつかる 利益中心は欲を中心と考えられるので、それは損得がぶつかります。 このぶつかりが連鎖すれば、だんだんと大きな渦になり 戦争につながる、というのは理解しやすいと思います。
○人には基本的な3つの欲がある 生存欲、(睡眠、食、性など) 家族欲、(家族のために、家族の欲を満たしたいと思う) 社会欲、(他人の欲をも満たしたいと思う、愛情)
この、「してあげたい」というところにいくと、社会がまわるのでは?
いままで記載したことをまとめてみると。。 企業の成長は、今まで利益追求(欲)できたところが多い。 この欲を、愛情のほうの欲へ進化できないか? そうなると、日本的経営が浮かび上がってくる。 利他、三法よし、といった考えが、合致してくる。
かつての日本の方が世界を先取っていたのではないか? 今では、世界を代表するIT企業はその日本的思考や 哲学を取り入れている(自発的に進化した)ところも多いと思います。
○これから 明治維新(明治元年だとすると1868年)から約77年 近代化と西欧に対抗しようと西欧文明をとりいれ、 その流れで戦争へ(西欧対抗) 終戦(1945年) 戦後77年(西欧従属)
敗戦国として、さまざまな分野で日本は西欧に対して 従属しながら経済大国となり、 そして、 少子化、高齢化、人口減少など今後を見据える流れになる。
2022年 今 これから。。 77年周期できたと考えると、これからの77年 何かの変化が起きると考えることもできるかも知れないですね。
コロナがあり、ロシアのウクライナ侵攻があり。 まだ2022年は4月ですので、これから大きなインパクトもあるかもしれません。
今後の77年を日本はどのように歩むのか。 私たち経営者はどのように考え、動いていくのか。
経営に哲学が必要だと感じているのですが、 歴史、哲学、などを取り入れて、 経営に活かしていくことの必要性を感じる時間でした。
日本人の昔からある感覚をまた復活させて 強い経営を進めていけることを願っています。 森社長ありがとうございました。
株式会社いかしあい隊 代表取締役 株式会社CCPConsulting 代表取締役 コンサルティング事業、四ツ谷麹町にシェアオフィスを運営。低い、時間、専門性、わかり易い、継続積層、価格決定権、伸びる分野、新しい、をキーワードにビジネスを行っています。
白根 斉一
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2022年もありがとうございました
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株式会社いかしあい隊の白根です。
2022年3月29日に徳億会を開催いたしました。
株式会社フォーカスシステムズの森社長に登壇いただきました。
https://www.focus-s.com/focus-s/
社名から分かるように、システム開発会社です。
1977年設立。
NTTデータなどと共同出資で会社を設立したり、
大手企業と金融機関や公共、官公庁システムの開発に関わってきている会社です。
1996年にはJASDAQ市場へ上場
2011年に森社長が社長に就任し経営の舵取りを始めます。
2016年には東証一部上場銘柄に指定。
2022年今に至ります。
「テクノロジーにハートを込めて」
ということで、大型案件は安定的に展開しながら
IT & 農業、産学連携、スポーツ& IT 、IOT
など、さまざまな展開の可能性に取り組んでいます。
そんな、一部上場企業の経営者の話なので、
システム的な、IT的な、話が聞けるのかな~、、
と思っていたのですが、、
森社長は冒頭から、
「私はシステムのことわからないので、システムのことは話しません」
と。。
徳億会のいいところは、登壇社に話してほしいことを指定しないところ。。。
でもあります。
が、森社長の事業に対する話も期待していた人もいたかもしれません。。
それはさておき、
「戦後70年を超えて、次の70年を考える」
と話を切り出しました。
ここからは、内容を箇条書きにしますが、
大変面白い、経営に対する考えや世界観を感じる内容のお話でした。
江戸時代鎖国による時代背景から、明治維新に入り、
日本的経営が世界と触れ合うことになります。
明治維新を起点に、経営に対する考えや、
文化が大きく変化してきたことを森社長は話をしてくれました。
まず、
○明治維新から77年周期(70年)で戦争(西欧対抗)、戦後77年(西欧従属)、
2022年これから。という区分けができる。
○日本的経営のキーワードと西欧的なキーワードの対比
家族的 利益優先
自然発生的 人為的
大儀 利益優先
仲間意識 グローバル化
経営者主体 ガバナンス・株主主義
話し合い手打ち 白黒つける(デスマッチ)
○15世紀以降の白人による支配の拡張。
15世紀以降、白人による支配の拡張が行われてきました。
そこで日本は、危険を感じ、鎖国を選ぶわけですが、
鎖国しても、日本は伸びて、江戸は100万人の都市となり
文化的にも、治安的にも、世界的に見ても素晴らしい都市だったと言われています。
僕も思うのですが、
鎖国しても、その成果がでていたことは考えた方がいいと思います。
グローバルで進んできて、世界とビジネスをしなければ
世界展開をしなければ、自国は伸びない、自分の事業は伸びない、
という考えは、正しいのか、正しくないのか、よく考えることが必要だと思います。
グローバル化が正しい企業もあると思いますし、
短絡的にグローバル化への取り組みをするのであれば、
深く考える必要があると思います。
市丸中将からルーズベルトへ送られた手紙の話で出てきたのですが、
日本人が東洋のものは東洋に帰す、という大義のなかで戦っていたことを
伝えていただきました。
○日本の精神
大義、和の団結、犠牲的精神
また、日本の素晴らしさはなかなか日本人は理解できないことも。
アーセナルの監督として有名なベンゲル監督は日本のことを以下のように話しています。
「日本ほど素晴らしい国はない」
「治安、善意や思いやりが当たり前に通じる」
「日本人は欧州を美しく誤解している」
「欧州は階級社会なので会話の通じない相手も多い」
「問題は、その素晴らしさを日本人が気づいていない」
「日本人は本気で日本がダメだと思っている。それが本気だとわかって心底驚いた」
「こんなに理想で素晴らしい国を築いたのに、誇ることすらしない」
「日本という国は奇跡だ」
上記のような評価を、フランス人の超有名なサッカー監督がしているのです。
○ 欲はぶつかる
利益中心は欲を中心と考えられるので、それは損得がぶつかります。
このぶつかりが連鎖すれば、だんだんと大きな渦になり
戦争につながる、というのは理解しやすいと思います。
○人には基本的な3つの欲がある
生存欲、(睡眠、食、性など)
家族欲、(家族のために、家族の欲を満たしたいと思う)
社会欲、(他人の欲をも満たしたいと思う、愛情)
この、「してあげたい」というところにいくと、社会がまわるのでは?
いままで記載したことをまとめてみると。。
企業の成長は、今まで利益追求(欲)できたところが多い。
この欲を、愛情のほうの欲へ進化できないか?
そうなると、日本的経営が浮かび上がってくる。
利他、三法よし、といった考えが、合致してくる。
かつての日本の方が世界を先取っていたのではないか?
今では、世界を代表するIT企業はその日本的思考や
哲学を取り入れている(自発的に進化した)ところも多いと思います。
○これから
明治維新(明治元年だとすると1868年)から約77年
近代化と西欧に対抗しようと西欧文明をとりいれ、
その流れで戦争へ(西欧対抗)
終戦(1945年)
戦後77年(西欧従属)
敗戦国として、さまざまな分野で日本は西欧に対して
従属しながら経済大国となり、
そして、
少子化、高齢化、人口減少など今後を見据える流れになる。
2022年 今
これから。。
77年周期できたと考えると、これからの77年
何かの変化が起きると考えることもできるかも知れないですね。
コロナがあり、ロシアのウクライナ侵攻があり。
まだ2022年は4月ですので、これから大きなインパクトもあるかもしれません。
今後の77年を日本はどのように歩むのか。
私たち経営者はどのように考え、動いていくのか。
経営に哲学が必要だと感じているのですが、
歴史、哲学、などを取り入れて、
経営に活かしていくことの必要性を感じる時間でした。
日本人の昔からある感覚をまた復活させて
強い経営を進めていけることを願っています。
森社長ありがとうございました。
株式会社いかしあい隊 代表取締役
株式会社CCPConsulting 代表取締役
コンサルティング事業、四ツ谷麹町にシェアオフィスを運営。低い、時間、専門性、わかり易い、継続積層、価格決定権、伸びる分野、新しい、をキーワードにビジネスを行っています。
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