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COLUMN

いかしあい隊コラム

2020/12/07

【コラム】コロナがもたらす老後年金の未来

 

おはようございます。

 

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の楠本です。

 

 

コロナウィルスの感染拡大による影響は
社会のさまざまな部分に現れていますが、

中でもコロナ禍における低成長・低物価・低金利によって
私たちの老後年金にも暗い影を落としています。

 

 

年金運用の予定利率引き下げに

 

第一生命保険は、2020年10月から年金運用の予定利率
年1.25%から0.25%へと引き下げました。

 

これは、いわゆる年金の3階部分である
「確定給付型企業年金」の運用において
約束した利率の維持が難しくなったということです。

 

 

今回新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で
各国で実施された大規模な金融緩和が
市場金利の低下に拍車をかけました。

 

 

先進国を中心に、『ニューノーマル』と呼ばれる
世界的な低成長・低物価・低金利は、

たとえ今後コロナの感染拡大が収まったとしても
金融が引き締めに転じるのは容易ではないはずです。

 

 

金利もそう簡単には上がりません。

 

つまり、今まで生命保険会社等の機関投資家が行ってきた
先進国の国債での安定的な運用は、事実上困難になったということ。

 

 

第一生命は、デリバティブ商品を組み合わせた
新商品を投入する予定です。

 

これは1.25%の運用をするためですが、
確実に今までより運用は難しくなるので
その分リスクは高まります。

 

 

企業や個人の負担も増加

 

 

運用利回りが低下すれば
「確定給付型企業年金」を採用している企業の場合、
年金水準を維持するためには掛け金の積み増しが必須で
その分企業の負担は増加します。

 

 

また一方で「確定拠出年金制度」も行われていますが、
こちらは従業員側が運用リスクを負うということです。

 

いずれにせよ、債券(金利)をメインとする運用利回りは、
大幅に下落していくことを覚悟しなければなりません。

 

 

一方で、株式市場は世界的な金融緩和を受けて、
リスクオンとなり史上最高値付近や戻り高値圏で推移しています。

 

 

避けては通れない経済とお金の話

 

 

このように老後の年金も、
経済と無縁ではいられない時代が到来しました。

 

 

従来日本では、銀行預金や国債等が老後資金の受け皿でしたが、
今後は色々なリスク資産も組み入れたポートフォリオを考えざるを得ないでしょう。

 

 

「お金の話は難しいから」
と避けてはいられない時代が到来しました。

 

 

国民一人一人、お金の勉強が必要ですね。

 

 

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楠本 研二

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