株式会社いかしあい隊

志ある経営者の出会いと学びの場いかしあい隊に是非ご参加ください

COLUMN

いかしあい隊コラム

2021/01/25

【コラム】預金金利、国債の金利の話

 

志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊の楠本です。

 

 

 

はじめに

 

 

預金金利、国債の金利の話をしなくなって
久しく感じるのは私だけででしょうか。

 

 

私が証券マン生活を始めた昭和50年代、
10年国債の金利は、年利率で6.1%~8%位でした。

 

 

特に、昭和53年に発行された
年利6.1%クーポンの61国債(ろくいち)は、
その後の金融引き締めで、長期金利が12%代まで上昇し、
債券価格が暴落をする事となりました。

 

 

 

単純に、金利が倍になれば債券価格は半分になる

 

 

1980年3月。
決算を控えた多くの日本の金融機関は、
パニックになっていました。

 

なぜなら、
莫大な国債の含み損を抱えていたからです。

 

当時の日本には、ヘッジ市場(先物市場)は
存在しておらず、買い手不在のまま、
値段だけが下がる現象が起きていました。

 

 

当時は、時価70円の物を102円で売り
103円で買い戻したと聞いています。

 

これを受け、1985年には政府と日銀によって
金融機関によるフルディーリング解禁
債券先物市場開設が行われました。

 

 

その後、1999年に日銀はゼロ金利政策を開始、
2016年にはマイナス金利政策を導入しています。

 

 

かくして、長期金利(10年金利)は
ゼロ近辺の推移が続くこととなったのです。

 

 

ゼロ経済成長時代の到来

 

2021年1月の10年物長期国債(個人向け)の年利率は、
0.05%(購入金額100万円での年間利息は500円)。

 

ちなみに61国債で122倍の61,000円。

 

つまり、同じ100万円で貰える利息が
122分の1になってしまったということになります。
これはどういう意味があるのでしょうか。

 

 

当時は、お金を預ける上で最も安全(リスクの低い)
国債(国の債券)に預けた場合、
年間6%(61,000円)の利息がもらえるという、
今から見れば高度成長時代にありました。

 

 

反対に2021年現在、
最も安全なお金の預け先であるはずの国債は、
0.05%(500円)しか利息をもらうことができません。

 

われわれは、今まさに
ゼロ成長時代にに生きているということになります。

 

別の見方をすれば、安全な投資(ローリスク)が、
ほぼない投資環境にいることを自覚しなければなりません。

 

残念ながら、預貯金や日本国債での利息は
もはやないに等しいということです。

 

終身保険も予定利率が0.25%で、
手も足も出ません。

 

元本ロスの在る外貨預金ですら、
ローリスクローリターンと言われています。

 

言われて久しいテーマではありますが,
貯蓄から投資への流れは若者の中から生まれてきます。

 

株式相場の世界でも
長年破れなかった10年来高値をつけるような場面では、
初心者の投資家が中心となって株を買うを姿がありました。

 

今後も若い投資家への期待が高まるでしょう。

 

 

 

楠本 研二

お問い合わせはこちら