こんにちは。
志ある経営者の出会いと学びの場
株式会社いかしあい隊白根です。
はじめに
オリンピック始まりました。
なんだかんだ色々とありましたが、
開会式のドラゴンクエストの音楽が流れた時には
感動しましたね~。
やるからにはオリンピック盛り上がっていただきたいし
盛り上げていきたいですね。。
さて、今回のコラムは「責任」について
「責任」という言葉は、会議などでよく出てくると思います。
「責任」 日本語と英語での違い
弊社では、
朝礼で、自らの責任と役割を果たすことを誓っています。
言霊と言いますから、
まずは、朝唱えるところから弊社はスタートしています。
さて、
ビジネスにおいて
主体的に責任のある一人の力は
責任や役割のないチームの力に勝ります。
実は日本語の「責任」という言葉は他の言語と比べて
広い意味をもつ言葉のようです。
英語で責任を表す言葉は
“responsibility”
ともう一つ
“accountability”
の二つの単語があるようです。
英語ではこの二つはしっかりと使い分けがされていて
“responsibility”はこれから果たすことに対しての「未来の責任」と言う意味
(事業完遂するために責任持って取り組む、、など)
逆に
“accountability”は起きた事柄に対しての「過去の責任」を指しているとのことです。
(やらかした責任者は誰だ?など。)
たとえば、
会社の中でプロジェクトがあるとします。
「このプロジェクトを遂行する
『責任(responsibility)』を果たす人が〇〇です。
もし万一、何かをミスした場合、
その『責任(accountability)』を果たす人が△△です」
と言うように英語の場合は責任の意味を分けて
そしてその両方の責任の所在を分けて使うようです。
「責任」の所在
弊社のような中小企業の場合
「責任者」というのは
すべて、経営者にあります。
もちろん、部署単位、事業単位での
事業遂行における責任者はそれぞれいますが
最終責任は、経営者です。
経営者は、前提として、そこの覚悟はもっているはずです。
日本の中小企業経営者は
『責任(responsibility)』
『責任(accountability)』
両方を背負っていることになります。
そういう意味で
言葉的な視点からみても
海外の経営感覚と、日本の経営感覚は
大きく異なるかもしれないですね。
うまく「責任」を譲渡していく事が肝要
組織であれば上司が
「責任は俺が全部持つから、
自分の好きなようにやってこい!」
こう言ってくれる上司のありがたさってありますよね。
身の回りにそんな上司や経営者がいれば
動きやすいのではないでしょうか?
経営者は自ら責任を持ちます。
そこで働く仲間はどうでしょうか。
彼らは彼らで自ら「責任」をもって行動しなければ
成長しません。
「責任は人を強くする」
という言葉は感覚的に理解しやすいと思います。
だから、
経営者は、自ら持っている責任を
スタッフに譲渡していかなければならないわけです。
この責任の渡し方の機微が経営能力になるのでしょうか。
押し付けでもいけないし、
やる気をもってもらいながら、責任をもたせる。
ここがポイントかもしれません。
どんなプロジェクトや仕事に関しても
「自らの責任(responsibility)においてこのプロジェクトを成功させる」
こう思っているスタッフに任せる仕事は期待できます。
そして、そんなスタンスでスタッフが仕事に取り組んでいれば
経営者は
「失敗しても俺が責任(accountability)を取る」
と腹の底から思えるはず。
そういうサイクルで事業運営できると会社に好循環が生まれ、
「時代の流れを掴んで成長できる」
のだと感じる次第です。
考えれば考えるほどに
「責任」
深い言葉ですね。。
株式会社いかしあい隊 代表取締役
株式会社CCPConsulting 代表取締役
コンサルティング事業、四ツ谷麹町にシェアオフィスを運営。低い、時間、専門性、わかり易い、継続積層、価格決定権、伸びる分野、新しい、をキーワードにビジネスを行っています。